あの日から15年。揺れる心で見つけた「今」を生きる意味

3月11日。

あの日から、15年という月日が流れました。

当時、私はヨガインストラクターの資格を取るために、必死にスクールに通っている最中でした。

講義を終え、新宿から地元の駅に降り立った瞬間に感じた、今までに経験したことのない激しい揺れ。大きくしなる電信柱。

立ち寄ったスーパーでは瓶が割れ、店員さんの誘導で外へ避難する人々の緊迫した空気。

急いで帰宅すると、食器棚からは食器が飛び出し、飼い猫が震えながら怯えていました。

テレビをつけた瞬間、目に飛び込んできたのは、信じられないような光景……。

言葉を失い、ただただ立ち尽くすしかありませんでした。

あの時の衝撃と、その後に押し寄せた葛藤を今も鮮明に覚えています。

「東北がこんなに大変な時に、私はヨガの勉強なんてしていていいのだろうか」

「他に、もっとできることがあるんじゃないか」

自分の選んだ道が、あまりにも無力に思えて悩みました。

それでも、悩みながらも学びを止めず、一歩ずつ進んでインストラクターになり、気づけば15年が経ちました。

長くヨガと向き合う中で、私はある大切なことに気づかされました。

それは、「今」というこの瞬間を大切にすること。

当たり前のように朝が来ること。

温かい食事があること。

大切な存在がそばにいてくれること。

そのすべてが、決して当たり前ではない「奇跡」の連続なのだと。

だからこそ、私は後悔のないように生きていきたい。その想いは、年を追うごとに強くなっています。

あの日、被害に遭われた方々、そして亡くなられた多くの方々に、心よりお悔やみと祈りを捧げます。

今、こうして日常を過ごせていることに深く感謝しながら。

今日は、静かに「今」という時間を噛み締め、祈りたいと思います。🕊️

新座 ヨガ ナタラージャ

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